日誌

2015年10月の記事一覧

1年生に・・・

遅ればせながら研究テーマを決めるよう伝えました。
もう先輩の指示待ちは卒業し、主体的に取り組まなければなりません。
今年は7人なので研究テーマの数は2~3程度にすること、
過去の研究テーマを受け継いでもよいが、もちろん新しいものでもよいこと、等々。
季節物の研究もあるのでそこも考えてほしいところです。

今週末の博物館見学でヒントが得られるとよいですね。
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科学展西部地区展も終わって

地学部は今年も科学展に参加しました。
有孔虫化石で地層の堆積速度をさぐる、というのがテーマです。
2年生を中心に1年生もひたすら薄片を作り、なんとか間に合わせた、という感じです。
くすのき祭後、それほど時間もないのでいつもながら仕方のないところですが、よく頑張ったと思います。特に、3次元構造を考えつつ特定の面を切り出すという薄片作成では比較的高度な(というか神経のすり減る)テクニックを駆使しての作業ですから、なおのこと大したものです。
これから生徒研究発表会に向けて、さらに深めていってほしいものです。
再調査にもいかなくちゃ。

西部地区展は審査方法が引率教員による投票(?)制となっています。
各校とも頑張っていますから、自分の専門科目以外をちゃんと読み込んで評価するのは正直難しいものです。
言い換えれば、地学の作品をきちんと評価できる人は残念ながら数少ないだろう、ということにもなります。
誰にでもわかりやすく、面白い、と思われる研究にするのはなかなか難しいことです。

ところで、地学部は正式な出品以外にも一点出品の枠で電波望遠鏡のアンテナを展示しました。全長3mのリフレクタ付きコーリニアという、やや変わり種のアンテナです。
本校からは生物部も一点出品に出しています。手作りの動物標本をまとめたもので、これがなかなか面白いものでした。何より、生徒自身が好きでやっている、ということがよく伝わる作品です。
一点出品は他校からは全く出ていませんでした。確かに中央展には進めませんが、研究の枠にはめる必要がないところが良い制度です。生物部の標本のように自由な作品が増えると素晴らしい、と思います。

科学展の終わりは地学部の一年生にとって、自分たちの研究テーマを考えねばならない時期が来たことを意味します。2年生やそれ以前の研究を引き継ぐか、全く新しいことにチャレンジするか。修学旅行頃には決まるかな。
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