壮行会(庭球部)
本日、庭球部の関東大会出場に向け、壮行会を開催しました。
第76回関東高等学校ソフトテニス選手権大会(山梨県)出場決定
個人戦 3年 西川・両角ペア
考査前ということもあり、壮行会がリモートとなってしまいましたが、各ホームルームに映し出された西川・両角ペアの雄姿に、温かい応援が校舎内を響き渡る大きな拍手となって届いたかと思います。
関東大会出場をかけた県大会の様子を顧問の先生にご報告いただきました。以下、熱い試合であった様子をぜひ、お読みください。
「5月5日、こどもの日、午後1時半、日差しはこの日一番の強さである。関東大会の出場権をかけた戦いがはじまる。西川・両角ペアにとって、この日、5試合目となる戦いである。疲労はピークをむかえている。それでも、川越高校の伝統に恥じない、悔いのない試合をしようと二人で声をかけあう。「プレーボール」の審判の声。西川のサービスのトスがあがり、試合が静かに始まる。その後、激しい戦いが繰り広げられる。西川の鋭いボールが何度もコートに突き刺ささり、両角のボレー・スマッシュがポイントを重ねる。しかし、相手も強豪校である。一進一退の攻防を繰り返す。応援の声もどんどん大きくなる。ゲームカウント3対2と相手にリードを許す、苦しい展開である。それでも粘って、ゲームを取り返し、ファイナルゲームに突入する。ポイントを取り、取られての攻防が続き、リードを奪う。その瞬間がとうとうやってきた。マッチポイントを握ったのだ。気力を振りしぼった西川の一打が相手後衛の体勢を崩す。その隙をつき、両角がボレーをきめる。一瞬の静寂の後、「おーー」という歓喜の声がコートに響きわたる。コートで抱き合う西川・両角。安堵の表情の山下監督。目に涙をためた保護者。関東大会出場を決めた瞬間であった。その後は、選手も応援も、笑顔の花が、コートにあふれた。」