1年公共の授業~貿易ゲーム~
2月3日からの1週間、先生方が互いに授業を見学し、学び合おうという授業相互見学週間でした。
その中で、1年公共の授業では、生徒がゲームを通じて貿易を疑似体験し、今後、国際経済の導入にあたる授業を見学しました。
生徒たちが使うのは、白い紙、鉛筆、はさみ、定規、分度器、コンパス、クリップ。
でもすべての班がすべての道具を与えられるわけではなく、班によっては白い紙1枚、鉛筆、クリップ1つのみ。一方で別の班は、白い紙20枚あるけど、他はクリップ1つのみ。はたまた、全ての道具がそろっている班もあり…。
そして、各班が他の班と交渉しながら、紙から決められた製品を作り、それを売る。一番多く稼いだ班が勝ち。
単純なゲームだけど、班を国に、そして道具等を資源や技術と見立てると、資源が多い国と少ない国、あるいは技術はあるけど資源がない国、資源はあるけど技術がない国等々、貿易を疑似体験しながら国を発展させていけるのかどうか。国々の格差は縮まるのだろうか。
様々、考えさせられるゲームであると最後にネタばらし。
ゲームの後は、振り返りを行い、豊かな国とそうではない国のそれぞれが感じたことや格差を縮めるためにはどうすべきだったか等、話し合いました。
楽しい活動の中にも考えさせられる授業が展開されていました。