物理部

【物理部】教育長表敬訪問を行いました(ロボカップジュニア世界大会 成果報告)

令和7年10月24日(金)、本校物理部の3学年生徒3名(チーム名:.katana)が、埼玉県庁にて行われました「文科系部活動全国大会・世界大会成績優秀者による教育長表敬訪問」に、埼玉県の代表として参加いたしました。

これは、彼らが本年度のロボットコンテストにおいて、「完全自律型救助ロボット」の開発と研究の成果として、国内外で収めた以下の顕著な成績が認められたことによる、大変栄誉ある機会です。

・ロボカップジュニア ジャパンオープン2025(ワールドレスキューメイズ部門) 準優勝
・Robocup2025Salvador(ブラジル世界大会)(ワールドレスキューメイズ部門) 総合12位(同大会 スーパーチーム部門 世界3位)

表敬訪問では、チームリーダーの生徒が 日吉 亨(ひよし とおる)教育長 に対し、自身の言葉で堂々と成果を報告いたしました。 報告では、「かつて世界大会総合6位という成果を残した先輩たちを超える」という高い目標を掲げて努力してきたこと、そしてその結果として別部門(スーパーチーム)ではありますが、世界3位という成績を収められたことへの光栄な思いが語られました。

さらに、世界大会の現場では「拙い英語ながらも自ら積極的に海外選手と交流し、各国の独創的なロボットの機体から、自分たちには思いもしないような新しいアイデアを得て、ロボット開発の奥深さを改めて感じた」という、現地でしか得られない生きた経験についても触れ、技術力のみならず、国際的な交流を通じて多くを学んだ様子を力強く伝えてくれました。

報告を受け、日吉 教育長からは、生徒たちの飽くなき探究心と類まれなる成果に対し、温かい称賛のお言葉をいただきました。 さらに、「本当に大きな成果を挙げることのできる人は、決してそれを自分一人の手柄とせず、必ず周囲の協力や支えに対する『感謝の心』を忘れないものです」という、非常に示唆に富んだ、心のこもったお話をいただきました。

このお言葉は、生徒たちがまさに実感してきたことでもあります。ロボット開発という難題は、仲間との議論、OBの方々の技術的な助言、そして何よりも温かく見守り支えてくださった保護者の皆様の存在なくして、決して乗り越えることはできませんでした。教育長からの激励のお言葉は、生徒たちの胸に深く刻まれ、改めて周囲への感謝の念を新たにする機会となりました。

また、当日は本校物理部だけでなく、様々な分野で埼玉県を代表して輝かしい活躍を続ける他校の生徒たちも一堂に会しておりました。彼らの情熱や成果に直接触れることは、本校生徒にとっても非常に大きな刺激となり、自らの視野を広げる貴重な経験となりました。

チーム「.katana」の生徒たちが、ジャパンオープン準優勝、そして世界大会の舞台で堂々と戦い抜き、この度の栄誉ある表敬訪問に参加できましたのも、日頃より物理部の活動に多大なるご理解とご支援を賜りました保護者の皆様、技術指導や激励を惜しみなく送ってくださったOBの皆様、そして活動を力強く後援してくださる同窓会、地域の皆様のおかげに他なりません。顧問として、この場を借りて心より厚く御礼申し上げます。

生徒たちが報告で述べた通り「世界大会で学んだ知見を今後の人生に役立てていく」という決意、そして彼らが体得した「探究心」「協働の精神」「感謝の心」というバトンは、確実に後輩たちへと引き継がれていきます。物理部一同、この貴重な経験を糧とし、今後も新たな挑戦を恐れず、更なる高みを目指して精進してまいります。

今後とも、本校物理部の活動に温かいご声援とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。