生物部・地学部 伊豆大島合同合宿
7月31日から8月3日まで、伊豆大島へ地学部と合同で合宿に行ってまいりました。
31日23時に東京竹芝桟橋を出発、伊豆大島へ。
伊豆大島1日目
グローバルネイチャークラブの西谷さんのガイドで三原山トレッキング。
まずは植生の観察。荒地に一番乗りするオオバヤシャブシや環境によって大きさが変わる八丈イヌツゲを観察して歩きます。
こちらはクロマツ。光がよく当たるので、下の方にも葉をつけているそうです。環境によって植物の形態が変わっている様子を観察できます。
しばらく歩くと溶岩が見えてきました。
パホイホイ溶岩の独特の縞模様は噴火のときの溶岩の流れがわかるそうです。
噴火後、遷移によって植生が変化していきますが、70年と35年では様子が全く違います。次の写真で比較してみてください。
噴火後70年。
噴火後35年。
パホイホイ溶岩とは別の場所で、アア溶岩と呼ばれるものがありました。角ばっているのが特徴でした。
霧がかかって火口が見えるかどうか、と言われてましたがちょうど昼頃タイミング良く霧が晴れて火口を見ることができました。また、山頂では風速30m以上の突風を体感しました。
伊豆諸島の固有種、サクユリが綺麗に咲いていました。大輪の花からは力強い香りがしていて、マスク越しでもよく香りました。
その後、日本唯一の砂漠「裏砂漠」を歩き、ゴールを目指します。植生が草地から低木、森へと変化していく様子を見ることができました。
夜は次の日の活動の準備、「釣り講座」の様子。初めて釣りをするものもいて、説明を聞き皆入念に自分達の道具の準備をしました。
2日目
午前は釣り実習。釣果は。。。時間があっという間に過ぎました。
午後はシュノーケリングと磯採集。一番の大物は、イシガキフグでした。こちら、部員が近くに泳いできたイシガキフグを網で捕まえたとのこと。
3日目早朝
釣りリベンジ。釣果は。。。
朝食後、伊豆大島最後の活動で、磯採集に行きました。色々なカニやウミウシ、ヤドカリなどを観察できました。
そして午後のフェリーで帰路につきました。
今回の合宿では火山島ならではの植生の観察や自然を体感し、さまざまな海の生物を観察し、貴重な体験となりました。