生物部

ウニ発生プロジェクト7

41日目、ついに変態の時を迎えました。お茶の水大学湾岸生物教育研究所より変態用付着珪藻を送っていただきスタートです。投入後まもなく管足を出し始めたものもいます。第一管足は5本あります。20分後には3本の管足を出している個体を確認できました。付着珪藻は画像内の桃色の部分です。

管足を出すと底にくっつき歩き始めます。

1時間経過する頃には胚の外側の組織が退縮し始め中の骨片が突き出てきました。

組織の退縮が進み、管足を使って歩く様子がはっきりとわかります。

4時間経過した頃には5本の管足を出してゆっくりと歩いていました。ウニやヒトデといった棘皮動物は五放射相称という体の作りをしており、同じ形の部分が規則正しく放射状に並んでいます。星型のヒトデはわかりやすいですが、ウニも同じなのです。

13時間経過後観察すると、変態は完了して立派な稚ウニとなっていました。成体型棘も確認できたました。しばらくは付着珪藻(石灰藻)を食べて過ごすようなので、ウニの飼育環境を整えながら観察を続けて行きます。

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ウニ変態