日誌

【地学部】埼玉大学観測実習

今年度、2年生の研究が天文分野が中心ということもあり、5月27日(火)中間考査終了後、埼玉大学大朝研究室に訪問し、観測・解析実習を行いました。

観測に向けて、天文に関する基本的な知識、観測準備に関する事前学習を行い、時間をかけて観測準備を行っていましたが、あいにくの曇天により観測はできませんでした。

しかし、大朝研究室のご厚意により、曇天でもできるプログラムを組んでいただき、充実した実習を行うことができました。

前半は教育学部に所属する大学生とともに、小型望遠鏡の組立とファインダー調整を行いました。3年生はこれまでの経験もあり、すばやく組み立てられてましたが、1年生はなかなか四苦八苦しながら組み立てを行っていたようです。

 

 

 

 

 

後半は1年生と2年生の一部が埼玉大学55cm望遠鏡の操作の実習、3年生と残りの2年生は観測データを解析し、星団の年齢を推定する実習を行いました。

望遠鏡の操作はまず講義を聴き、その後実際に観測ドームにいって望遠鏡の操作を行わせてもらいました。普段と違い、すべてをパソコンからコマンドで操作する必要があり、実際の観測に近い経験ができました。

解析組は、すでに埼玉大学で観測してあった星団のデータを利用して実習を行ってもらいました。自分たちのパソコンに解析ソフトをインストールし、星団中の星一つ一つの明るさを測定していくことで星団の年齢を求めていきました。実際に研究に近いことができ、参加した生徒も満足したようです。

今回は曇天で観測はできなったので、晴れた日に再度観測できれば思っています。

埼玉大学大朝研究室の皆様、遅い時間までありがとうございました。