地学部日誌
城ヶ島巡検を行いました
三浦半島の南端に位置する城ヶ島は、「日本の地質百選」に選定されていて、地学を学ぶ多くの人々が訪れます。3月30日に川越高校地学部は城ヶ島巡検を実施し、海岸段丘、海食洞、クロスラミナ、級化成層など、教科書に載っている地形・地質の現物を観察しました。また、ハンドレベルを用いて、段丘面の高さの計測に挑戦しました。
地学オリンピックで銅賞を獲得しました
第15回日本地学オリンピック本選に出場した川角 周 君(2年、地学部部長)が、銅賞を受賞しました。
本選は3月12日~14日につくば市において行われ、二次予選を勝ち抜いた65名が記述試験・標本鑑定試験に挑みました。残念ながら国際地学オリンピックの代表には至りませんでしたが、全国から選ばれた強者の中で健闘してくれました。
地学オリンピック本選に挑みます
第15回日本地学オリンピックにおいて、地学部部長の川角 周 君(2年)が本選に出場することになりました。本選は3月12日~14日につくば市で行われ、参加1434名のうち二次予選を通過した65名が、国際大会日本代表の座を争うことになります。頂点を目指し、頑張れ!
彗星を捉えました
ZTF彗星が地球に最接近した2月1日に、本校屋上で写真撮影に挑戦しました。約5等級ということで、肉眼ではもちろん双眼鏡でも見ることができませんでした。しかし、望遠鏡を使って撮影を試みたところ、ぼんやりと淡い光に包まれた彗星を捉えることができました。わずか5分の間でしたが、天球上を少しずつ動く彗星の姿がありました。
小・中学生に科学の面白さを体験してもらいました。
12月24日(土)に、小・中学生を対象とする「冬休み科学教室」が、川越高校で行われました。川越市内の5校の高校生が科学実験を紹介するイベントですが、地学部員も地球科学の魅力をアピールしました。
大気圧とは何でしょう?
火山噴火の模擬実験です
蛍光鉱物に紫外線を当てると
太陽系の天体を比較すると
石をハンマーで割ると、木の葉の化石が
高校生にとっても、「伝えること」を学ぶ機会となりました。
古寺鍾乳洞調査の報告会が開かれました
地学部が参加している小川町の古寺鍾乳洞調査は、まとめの段階に入っています。11月26日に、調査メンバーが川越高校の地学実験室に集まり、報告会を行いました。地学部も、これまでの調査・研究の成果を発表しました。その成果は、小川町が作成する報告書に掲載される予定です。
付加体について理解を深めました
11月13日にサイエンス探究Aグループのフィールドワークが行われ、地学部員10名も参加しました。今回は、筑波山地域ジオパーク内の付加体堆積物を、本校地学部OBでジオパーク専門員を務める冨永紘平氏の案内で観察しました。付加体とは、海洋プレートが海溝で大陸プレートの下に沈み込む際に、海洋プレートの上の堆積物がはぎ取られ陸側に付加したもので、日本列島の地質を理解する上で重要です。形成年代がそれぞれ異なる石灰岩、チャート、砂岩泥岩互層を観察した上で、モデル実験を通してその形成過程を考えました。つくば市ジオパーク室の皆さん、お世話になりありがとうございました。
皆既月食と天王星食を観測しました
11月8日に起こった皆既月食を、本校屋上で観測しました。実力テスト終了後、地学部員が観測機材を設置し終えた時には、東の空には満月がすでに昇っていました。部分食が始まる頃には、地学部以外の生徒も大勢集まり、望遠鏡・双眼鏡を使っての大観望会となりました。今回は、天王星食が同時に起こりました。皆既月食中に惑星食が起こるのは442年ぶりということで、話題になりました。20時40分、月の陰に天王星が隠れていく姿を写真に収めることができました。
川越女子高校と交流会を行いました
10月26日、川越女子高校の地球天文部の皆さんを本校地学実験室に招き、交流会を実施しました。例年、部誌の交換を行っていますが、今回はスライドを使ってお互いの活動について紹介し合いました。これからも両校で、地学に関する情報交換ができればと思います。
天体観測の練習を行いました
久しぶりに晴れた9月26日、本校屋上で天体観測練習を実施しました。
特別な天体イベントがあったわけではありませんが、望遠鏡の操作方法を確認しながら、木星とガリレオ衛星、土星の環などを写真に収めました。
11月8日の皆既月食観測を目指し、さらに力量を身につけていきます。