今日の川高
卒業を祝う会
3月7日に行われた卒業式のあと、卒業生による卒業を祝う会が、クスノキの下で行われました。
卒業式はアリーナに設置されたエアコン初稼働の中、寒さをさほど感じることなく実施できましたが、卒業を祝う会は冷たい風が吹き荒れる中、アツい思いのたくさん詰まった会となりました。
校長先生、学年主任、学年担任団、副担任から卒業生へ向けた思いの詰まったメッセージが贈られました。
歌唱あり、リフティングあり、卒業生との掛け合いあり…。
その後は、応援歌、校歌を肩を組んで歌い、互いの門出をお祝いしました。
今週唯一晴れわたる青空のもと、卒業生たちは名残惜しむかのように、仲間や先生方との写真撮影をし、学び舎をあとにしました。
川越高校屋上から見えた富士山。まさに青空、そして富士山が卒業生をお祝いをしているよう。
卒業証書授与式
3月7日(金)、第77回卒業証書授与式が行われました。
川高自慢の生徒たち352名の旅立ちです。
卒業生、在校生の3学年そろって合唱した校歌4部合唱。とても感動的でした。
3年間、この学び舎で心身ともに成長した卒業生の皆さん、今後のますますのご活躍を期待しています。
世界にはばたけ! 第77期卒業生!!
3月3日降雪
入試業務中のため、生徒は臨時休業でしたが、啓蟄を間近に控えた3月3日、雪が降り、寒い一日となりました。
明日から1,2年生は学年末考査です。また、久しぶりの3年生の登校日です。
雪が降る景色も、一興ですが、明朝は雪の影響がありませんように…。
1,2学年保護者対象、第2回進路学習会
2月15日(土)、近くのやまぶき会館をお借りし、2年生文系保護者様、2年生理系保護者様、1年生保護者様を対象とした、計3回の進路学習会が行いました。
保護者の皆様にお子様の進路に対してご理解いただきたいことは、お子様が不安に思い、保護者様に寄り添ってきたときには、ぜひ受け止めていただきたいということであると、進路担当から話がありました。
決して進路に対して、お子様にガミガミ言わないでいただきたいということでした。
年頃の高校生であるため、多くは語らない生徒が多いかもしれません。
そこをグッとこらえていただき、でもいつか助けを乞う時がきた時には、ぜひ力になっていただきたいと思います。その時のために、受験期のお子様の視野が狭くなりがちな時期に、保護者様の広い視野でサポートしていただけますと幸いです。
本日ご参加いただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
日本地学オリンピック本選出場決定!
2月14日(金)、文化講演会の後、日本地学オリンピック本選への進出を勝ち取った地学部2名の壮行会を行いました。
2年 浅野くん(本選出場2回目)
2年 柿内くん
浅野くんは、昨年度の本選出場に続き、2年連続での本選出場になります。
代表で浅野くんから決意表明があり、地学に対する熱い思いが語られ、そして川高応援団、全校生徒から熱いエールが贈られました。
日本学生科学賞、日本地学オリンピック、科学の甲子園と、大活躍の地学部です。
卒業生をお招きして…
2月14日(金)、本校の卒業生でいらっしゃる、東京科学大学名誉教授の和田雄二先生に、ご講演いただきました。
テーマは、「川高1973年卒 元生徒が夢みた化学研究 ーあの時と今」。
ご自身が化学の道に進まれることを考えた高校生の頃の時代背景と、その時の先生ご自身のお気持ち等、導入でお話しくださいました。
先生が高校生当時、公害=化学と言われていたそうですが、公害を解決するのも化学の力だと考え、化学の道を選択する生徒が少ない中、進路選択をされたとのことでした。
川高生がまさに進路選択をする上で悩むところのヒントをもらえたような気がします。
すると川高生は先生のお話にどんどん引き込まれていくわけです。
前のめりに聞いている様子が、後ろから見ていても分かりました。
地球が直面している問題を解決するためにはどうすべきか、答えは誰も知らない。でも何かやらなければ、地球は破滅の道に進む。
講演会中のこのお言葉が、とても強く印象に残っています。
カーボンニュートラル対策事業にご尽力されている和田先生に対し、講演会を終えてからも、直接質問をする生徒が複数、次から次へと質問をしていました。
このような貴重なお話が聞けるのも川高生の特権です。
1年公共の授業~貿易ゲーム~
2月3日からの1週間、先生方が互いに授業を見学し、学び合おうという授業相互見学週間でした。
その中で、1年公共の授業では、生徒がゲームを通じて貿易を疑似体験し、今後、国際経済の導入にあたる授業を見学しました。
生徒たちが使うのは、白い紙、鉛筆、はさみ、定規、分度器、コンパス、クリップ。
でもすべての班がすべての道具を与えられるわけではなく、班によっては白い紙1枚、鉛筆、クリップ1つのみ。一方で別の班は、白い紙20枚あるけど、他はクリップ1つのみ。はたまた、全ての道具がそろっている班もあり…。
そして、各班が他の班と交渉しながら、紙から決められた製品を作り、それを売る。一番多く稼いだ班が勝ち。
単純なゲームだけど、班を国に、そして道具等を資源や技術と見立てると、資源が多い国と少ない国、あるいは技術はあるけど資源がない国、資源はあるけど技術がない国等々、貿易を疑似体験しながら国を発展させていけるのかどうか。国々の格差は縮まるのだろうか。
様々、考えさせられるゲームであると最後にネタばらし。
ゲームの後は、振り返りを行い、豊かな国とそうではない国のそれぞれが感じたことや格差を縮めるためにはどうすべきだったか等、話し合いました。
楽しい活動の中にも考えさせられる授業が展開されていました。
県立高校グローバルリーダー育成プロジェクト
県の事業である「県立高校グローバルリーダー育成プロジェクト」に、本校より2名の生徒が参加しています。
「アジアの中の日本」を意識し、グローバル・ローカルの視点から、発信力・交渉力・論理的思考力を 鍛え、未来のグローバル日本社会を創造するリーダーの育成を図ることを目的に、模擬国連研修、英語集中研修、留学体験研修、グローバル人材育成講演会等の国内研修を経て、シンガポールに渡航し、フィールドワークやシンガポール国立大学等の学生と意見交換等を行うプログラムです。
2名の生徒(2年小牧くん、1年柳くん)にインタビューしてみました。※持っているカードは、シンガポールの地下鉄交通系ICカードです。
シンガポールやマレーシアに行く前は、授業で勉強したようなことしか分からなかったけれど、行ってみて気づくことがたくさんあった。
シンガポールは発展した都会ではあるけれど、うまく緑と調和している街の設計がなされていると感じた。また、秩序を守るために、法による規制がかなり厳しいが、市民は特に不便を感じていることはなさそうであった。
これまで地理や英語で、さまざまな国について多くのことを学んでいるつもりであったが、知らないことばかりであると実感させられた。いろんなことをもっと知りたい、学びたいと強く思うようになった。
世界を股にかけるグローバルリーダーになるには、現状に満足するのではなく、まだまだやらなければならないことがたくさんあると感じた。
今後は、援助を必要としている国々の助けとなるようなボランティアにも興味があるので、積極的に参加してみたい。
~二人から川高生へのメッセージ~
受験勉強のような勉強も時には大切だけど、人とコミュニケーションをたくさん取ることや広い視野を持つことなどを意識していくことが大切であると感じたので、川高生にもその点は伝えたい。特にスピーキング力、コミュニケーションが大事だと思った。
ビッグバンドジャズコンサート♪
川越高校吹奏楽部現役及びOBによるビッグバンドジャズコンサートが、週の真ん中、暗くなり始めた頃から、明治大学BSSO(ビッグサウンズ・ソサエティ・オーケストラ)をゲストにお迎えし、やまぶき会館で行われました。
軽快なリズム、胸に響くサウンド、心も弾むようなひと時を、200名を超える皆様とともに楽しんできました。
普段の吹奏楽部とはまた異なる雰囲気で、会場も大いに盛り上がりました(^^♪
(写真は、現役生のステージのみです。)
人権教育講演会~性の多様性を考える~
2月4日(火)、県人権教育課の支援を受け、本校で人権教育講演会を実施いたしました。
テーマは「性の多様性の大切さについて」。
講師は、一般社団法人CialFrame(シャルフレーム)認定講師であられる、永井 宏平氏をお招きしました。
はじめに永井先生からお話しいただいた3名の登場人物から連想するお話に、人は知らず知らずのうちに、バイアスがかかっているという説明を受け、ほとんどの人が勝手な思い込みを持っているものであると実感できました。
性的指向や性自認、LGBTQなど、聞いたことはあるけれど…という生徒が多かったと思いますが、永井先生からのご講演で、一歩でも二歩でも理解が進んだかと思います。
◎ 性は多様であるということを知り、知識をひろげる。
◎ 性的指向や性自認は、周りが決めるものではなく自己認識である。
◎ 他者を否定したり、「らしさ」を押し付けたりしない。
ご講演のあとの質疑の時間では、次々と質問する川高生に、講師の永井先生や、ご支援いただいた県人権教育課の方も大変感心されていました。
それぞれの生徒が過ごしやすい環境づくりには、多様性を受け入れることが必要である。このことを他人事ではなく、自分事として考えることができる生徒が多いなと改めて実感できた講演会でした。
永井先生、県人権教育課の皆様、講演会実施の機会を与えていただき、ありがとうございました。